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4.アウリコスト フランス海軍 ダイバーズウォッチ スピロテクニーク

ヴィンテージウォッチの経年変化が、ちょっと苦手かも? そんなニーズにしっかり応えてくれる、“ポストヴィンテージ世代”と呼ばれる1990年代から面白い1本を紹介したい。
「アウリコスト フランス海軍 ダイバーズウォッチ スピロテクニーク」1990年代、SSケース、41.5mm径(ベセルまでを含む)、自動巻き。40万円前後(実勢価格)/キュリオスキュリオ 03-6712-6933
フランスのダイビング専門会社スピロテクニークは、トリトン、スクワーレ、ドクサ、タグ・ホイヤー、アウリコストの5社に製造を依頼し、社名を冠したダイバーズウォッチをリリースしてきた。
フランス海軍に納入されたアウリコストのモデルは、まるで鉄の塊のようなごつごつした堅牢なケースが自慢。コラボレーションの証として、文字盤には、両社のロゴとダイバーのマークがプリントされている。
ねじ込み式のケースバックとリュウズを採用することで、200mmの防水性能を実現。ハイビートの自動巻きムーブメントを搭載するなど、パフォーマンスの面でも秀でている。
時計を裏返すと、後から打ち直されたマーキングのほか、4時位置の大きなリュウズを確認できる。
市販品と軍用モデルにスペックでの差はないが、ケースの側面、あるいは裏蓋に、支給番号が刻印されている点が、軍用モデルの特徴だ。


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