例えば外出時に充電しているときは、車の大きなモニターにゲーム機を接続して時間を潰す。あるいはキャンプ中に車のWi-Fiに接続してリモート会議に参加する。
10月30日(金)に発売予定の「ホンダe」が実現したのはそんな、ほんの少し先の世界だ。
「ホンダe」をひと言で説明するならば「誰でも購入できる近未来のコンセプトカー」。
新しい車のカタチとして、こんな車があっていんじゃないか? というコンセプトカーを、モーターショー限りの車ではなく、量産車として販売した。
販売目標は年間たったの1000台。ちなみに同社のN-BOXの販売目標は月間1万5000台だから年間18万台。比べれば遙かに少ないが、コンセプトカーの台数にしては多い。
「車の未来の在り方に一石を投じた」と開発責任者の一瀬智史さんは言う。その真意は別の機会に説明するが、まずは投じられたその一石を、見ていこう。
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