3.ヴィクサ フランス空軍 タイプ20 フライバッククロノグラフ
「
マーク11」に次ぐミリタリーウォッチの超人気モデル「タイプ20」から、フランスの時計メーカー・ヴィクサの名品を紹介したい。
「タイプ20」の納入が始まったのは、1954年。こちらの個体は同年に支給された最初期タイプだ。
製造数は4000~5000本ほどで決して少なくはないが、良質な個体を探すとなると、少々骨が折れる可能性あり。
ヴィクサ版「タイプ20」は、きめ細かいコインエッジベゼル、円柱状のシリンダーケースなどの、ヴィンテージウォッチらしい見所が満載。
裏蓋のマーキングも実に味わい深い。「5100 54」はヴィクサの契約番号と契約年、「P」はフランス軍が契約していたパリの航空時計修理専門工房「ペショワン」に送られたことを示している。
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