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3.ゼニス ドイツ陸軍 DH ブラックミラーダイアル

ハイビートの自動巻きクロノグラフ専用キャリバー「エル・プリメロ」を開発した功績から、今では“クロノグラフの名門”としてその名を馳せるゼニスも、かつては本格的な軍用時計を手掛けていた。
「ゼニス ドイツ陸軍 DH ブラックミラーダイアル」 1940年代、SSケース、34mm径、手巻き。20万円前後(実勢価格)/キュリオスキュリオ 03-6712-6933
第二次世界大戦でドイツ陸軍に納入された制式時計「DH」は、ドイツ軍から数々のブランドへの発注があり、ゼニスに関しては、いくつかのタイプが展開されていたことが確認されている。
こちらのモデルは、クロムメッキを施したケース(裏蓋はステンレススチール)、3、9、12時位置のみ夜光が入るアラビアンインデックスなどの仕様が趣深い。
軍用時計では数少ないミラー仕上げの文字盤であることも人気の理由だ。
スペックの面も申し分ない。粒金メッキを施したムーブメントは耐震装置を装備。インナーケースが付属するため、磁気への対策の万全なのだ。


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