OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ファッション
  3. 今年の秋物・一番手! ウーマンクリエイターが手掛ける「女性目線」なジャケット

2020.09.23

ファッション

今年の秋物・一番手! ウーマンクリエイターが手掛ける「女性目線」なジャケット

まだまだ気温は高いが、ファッション業界はすでに秋物真っ盛り。
さて、これからの季節に最適なジャケット、今年はどんなものを買おうかとお悩みの御仁らにオススメしたいのが、ウーマンクリエイターが手掛けた逸品だ。
それは「女性目線」で我々を素敵にしてくれるジャケット。ぜひ彼女たちのセンスにあやかりたい!
 

「奥深いルーツやマナーに魅了された」
UNITUS ユナイタス

武骨な素材を用いて都会的に仕立てたブルゾンである。/ユナイタス
5万2000円/ユナイタス(スタディ ショールーム 06-6948-6093)
「学生時代からメンズデザインに興味がありました。実際、パターン学科をメンズ科で卒業しています。メンズ服の奥深いルーツやマナーの多さに、エレガンスを感じていたんです」。
ワーク、ミリタリー、フィッシングからスーツまで。メンズウェアの歴史や文化を掘り下げることに夢中だったとにかもと瞳さんは言う。卒業後に師事したのもメンズビギ(当時)の坂田真彦さん、ハバーサックの乗秀幸次さんと生粋のメンズ畑。
さらにはアイルランドに渡り、英国の工場技術を見て回ったというから筋金入りだ。
「今では長年の経験を踏まえたうえで、自分の視点を大切にした表現を楽しんでいます。このブルゾンは B-43という女性飛行士用のフライトジャケットから着想を得たもの。ユナイタスの代名詞ともいえる素材、米フェアフィールド社のワックスコットンを用い、シンプルなファスナー使いで仕上げました」。
武骨な素材を用いて都会的に仕立てたブルゾンである。いわばラギッドにしてエレガント。メンズウェアに対する今のにかもとさんの視点を、その一部を知ることができたような気がする。いやもっと素直に言えば、僕らはやっぱりこんなアプローチの服が好きだ。
「40代はいろいろな意味で、自由でパワフルな世代だと思っています。自分を向上させたいという意思を持つ男性に、思い思いの発想でユナイタスの服を楽しんでほしいですね」。
デザイナー
にかもと瞳さん
山口県生まれ。2003年、エスモードジャポン卒業。メンズビギ、クラウドナインを経て’12年にアイルランドへ渡る。ラベンハム社でデザインに携わり、アイルランドで伝統的な服地を製作した経験も。’15年秋冬よりユナイタスのデザイナーを務める。
 


2/3

次の記事を読み込んでいます。