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テレワークはとても忙しい

頻繁に行動を把握しようとされるのが嫌なのは、プライベートへの侵入だけではありません。それは、やってみる前に想定していたよりも、テレワークは忙しいということです。
テレワークにすると「サボるのではないか」という疑惑が上司側にあったのも、若手の行動を把握しようとする意図としてあったと思うのですが、テレワークは、オンラインコミュニケーションはリアルよりも効率が悪く、そのためにコミュニケーションコストがかかってしまい、リアルなオフィスで仕事をするよりも忙しくなる場合もあったのです。
そこへ、行動報告を強要されては嫌がるのも無理はありません。
 

監視を頑張るのではなく、具体的な指示をすべし

リアルオフィスで仕事をしていた頃、上司の多くは「事後型」でマネジメントをしていた人が多かったのではないかと思います。
最初の指示は曖昧にしておき、部下の様子を観察しながら、うまく行かなさそうな場合、事後に助け舟を出すというやり方です。それがテレワークでも同じようにしようとするから、まるで監視するかのようなことをしてしまうのです。
オンラインで仕事をするには、常時観察するのはもう限界があると観念すべきではないでしょうか。そして、マネジメントを「事前型」にする。つまり、最初から起こりそうな問題を事前に想定して、最初の指示を明確で具体的なものにしておくということです。


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