「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……見えないと、知りたくなる
テレワーク化がどんどん進んだことによって、上司から部下の行動が見えにくくなってしまいました。これまではリアルな職場で机を並べて、いつも部下の姿を見ながら仕事していたのが、突然PCの画面越しにしかコミュニケーションが取れなくなったわけです。
相手が見えなくなれば、人は不安になります。上司は部下の行動や成果、育成に責任を持っているため、部下のことを知らないわけにはいかないと、テレワークでも部下の状況を細かく知ろうとします。そこで、最近はどの会社でも、いかにして部下の様子を知ることができるかを工夫しようとしている上司が増えています。
リアルなオフィスを再現しようとするのは評判が悪い
初期の頃、リアルなオフィスの状態を再現すればいいのではないかということで、zoomなどのオンライン会議システムを常時接続するなどした会社がありました。
しかし、それはSNSなどでは評判は良くありませんでした。プライベートな空間である自宅に、オフィスというパブリックなものが侵入してくるようなものということです。上司が家に上がり込んで来ると思えば、若者が嫌がるのは理解できます。
似たような例に、着席・離席をリアルタイムで申告させたり、LINEなどで頻繁に「今何してる?」と連絡したりして、なんとかオフィスと同様の情報量を取ろうとする動きも、基本的には若者は嫌がっていました。
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