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新型ディフェンダーも空を飛ぶ

さらに同映画には、ランドローバーからも新型「ディフェンダー」が出演する。
CGなし、イギリスのフォーミュラ3にも出場している女性レーシングドライバー、ジェシカ・ホーキンスらプロのスタントマンが、ディフェンダーで30mも空を飛んだり、泥の中を突っ走る。その圧巻のカーチェースシーンも見逃せない。
撮影に使用された新型「ディフェンダー」は市販モデルにロールケージを備えた程度。何回転もしてフロントがへこんでもすぐさま走り出すシーンが予告編に映っている。
先述のように『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にはほかにもアストンマーティンから、F1の技術を採り入れ、2021年に限定500台で販売される予定のスーパーカー「ヴァルハラ」と、“最新ボンドカーのスーパーGT”が登場するという。
現在同社のラインナップに「スーパーGT」という名のモデルはないことから、これが何を指しているのか? 日本のレース「スーパーGT」シリーズでアストンマーティンは「ヴァンテージ」をベースとしたレース車両で参戦しているから、もしかしたら「ヴァンテージ」か? 残念ながら今のところ真相はわからない。
ともあれ新旧さまざまなイギリスの名車が登場する『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。映画はもちろん楽しみに待ちたいが、アストンマーティンの2台の007エディションは台数限定、もし購入を考えるなら、映画以上に“ノー・タイム”かもしれない。
 
籠島康弘=文


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