今まで当たり前のように感じていた山の存在が、遠くなった今年の夏。
そんななか、ホワイトマウンテニアリングとデンマークの家具ブランド、フリッツ・ハンセンがタッグを組み、“山を想う”チェアが誕生した。
家具コレクターとしても知られるホワイトマウンテニアリングのデザイナー、相澤陽介氏がコラボアイテムとして選んだのは、デンマークデザインの巨匠、アルネ・ヤコブセンの名作「グランプリチェア」。
スワンチェアやエッグチェアなど数々のモデルがある中、現行品で唯一、木製の脚を用いたモデルだ。
独特の形がホワイトマウンテニアリングのブランドモチーフである“山”を連想させることが、決め手になったという。
張り地のファブリックは、相澤氏がブランド設立当時からショップインテリアのモチーフとして使い続けている寄木細工柄をデザイン。寄木細工とは、多種多様な木を合わせて模様を作る技法のことで、約200年もの歴史を持つ。
その日本らしい伝統的な柄を京都の老舗織物メーカー、川島織物セルコンがジャガード織りで再現。精巧かつ緻密な織り方によって、木脚の色に馴染むようなカラーとテクスチャーを表現した。
デンマークと日本の感性が見事に融合した“山を想う”チェア。
シリアルナンバー付きのアジア限定300脚で、現在はプレオーダーを受付中だ。9月からはアジアの正規代理店で店頭展示をスタート。確実にゲットしたいなら急いで予約を!
[問い合わせ]フリッツ・ハンセンhttps://fritzhansen.com/ja-jp