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え!「世界編」は東京五輪開会式のお供だった!?

なかなか海外旅行に出られない今、世界を旅した気分にさせてくれる「世界編」は実にありがたい存在だ。しかし、宮田さんによると……
「実はコロナがあとから来ちゃって、結果的にこのタイミングになったんです」。
意外にも、コロナ禍は無関係らしい。
「本当は、2020年の夏は東京オリンピックが開かれる予定でしたよね。オリンピックで東京が盛り上がるから、『地球の歩き方』もこの祭りに参加しよう!ってことで、実は『世界編』の前に、こんな本を作ってたんですよ」と画面越しに見せてくれたのがコチラ。
東京五輪に合わせて「東京編」の制作が進められていたというのだ。実は、『地球の歩き方』としては初
本来は2020年6月に発売の予定で進行していたという。
まだ発売されていないが、「世界編」以前に、TOKYO 2020に合わせて「東京編」の制作が進められていたというのだ。実は、『地球の歩き方』としては初となる“日本国内”のガイド本である。
確かにTOKYO 2020が開催されていれば、チケットを握りしめた観客が日本中から東京に集まっていたはずだ。そこで「東京編」があれば、よりディープな東京観光が楽しめたに違いない。宮田さんの狙いはバッチリである。
「それに、東京オリンピックともなると、それこそ日本中の皆さんがテレビで開会式を見ますよね。開会式には世界中の選手団が勢揃いします。そこで『開会式を見ながら、世界中の国のことを知れたら楽しいんじゃないか』ということで、『東京編』に続いて作り始めたのが『世界編』なんです」。
なるほど、それは確かに面白そうだ。開会式に限らず、例えば五輪で活躍している選手の母国がどんな国なのか、すぐに調べることだってできる。五輪をより濃厚に楽しむことができたに違いない。
「ただ、東京オリンピックが流れたということと、新型コロナウイルスで取材ができなくなっちゃった影響で、『東京編』の制作が遅れたんです」。
予期せぬ事態が重なった結果、一足先に「世界編」が発売されたってワケだが、そんなこんなで発売延期となっていた「東京編」も、無事に9月に発売される予定となっている。
果たして『地球の歩き方』はどんな視点で東京を切り取ったのか、初の国内ガイド本だけに期待は高まるばかり。しかも『地球の歩き方』パリ編やニューヨーク編と同じくらい分厚いガイド本になったというのだから熱意が伝わってくる。
「世界編」と「東京編」。誕生日が逆になったこの2冊の兄弟本を手に、今からアフターコロナの世界に思いを馳せようじゃないか。
 
[商品詳細]
世界編
www.arukikata.co.jp/guidebook/series/books/books824955
東京編
www.arukikata.co.jp/guidebook/series/books/books824917
[問い合わせ]
地球の歩き方編集室
www.diamond-big.jp/contact


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