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2020.08.14

時計

幻のブランド「レマニア」のミリタリーウォッチ。ハズレなしのその実力

「ミリタリーウォッチ ブートキャンプ」とは……
「レマニア」と聞いてピンとくる人は、かなりの時計ツウかもしれない。
1992年にブレゲのムーブメント製造部門として吸収合併されたため、残念ながらブランドとしての歴史は途絶えているが、レマニアが今日の時計界に残した功績は計り知れない。

生み出した数々の伝説的ムーブメント

1884年、ベースムーブメントを製造するエボーシュメーカーとしてスイスで創業し、1932年に社名をレマニアに変更後、オメガを中心に結成されたSSIH(スウォッチ グループの前身)の傘下に入る。
この出来事をきっかけにレマニアが生み出したのが、オメガの「スピードマスター」に搭載された「Cal.321」や「Cal.861」などの、伝説的なクロノグラフ専用ムーブメント。
1981年以降では、パテック フィリップにエボーシュを供給し、永久カレンダー搭載クロノグラフ「Ref.3970」に採用されたムーブメント「Cal.CH 27-70 Q」の開発に携わっていたことも、レマニアを知るうえで欠かせないエピソードのひとつだ。
その一方、レマニアにはマニュファクチュールとしての顔がある。
1940年頃からレマニアは自社の名を冠したミリタリーウォッチの製造を開始。それから20年ほどにわたり、イギリス軍に約10万本ものクロノグラフを納入した実績からも、飛び抜けた実力が窺い知れる。
計器としての機能美が宿る、レマニアの「ワンプッシュ クロノグラフ」。
レマニア人気を今もなお支える、定番中の定番。それこそが、イギリス軍とオーストラリア軍に納入していた「ワンプッシュ クロノグラフ」だ。
2時位置にプッシュボタン、3時位置に30分積算計、9時位置に60秒のスモールセコンドを配した手巻き式のクロノグラフは、“ミリタリーウォッチ史上屈指の傑作”として、今も多くの人々に親しまれている。


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