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2020.08.19

メルセデス・ベンツの「シューティングブレーク」を、業界のご意見番6人が勝手に分析

Aクラスをベースとしながらも、Cクラスに負けず劣らずの性能を誇る「シューティングブレーク」。先代よりも少しボディは大きくなったものの、都心で扱いやすいサイズ感は魅力だ。
積載能力の高さとエレガンスを両立させたこの車を、識者らはどう分析するのか。
積載能力の高さとエレガンスを両立させたシューティングブレーク。
MERCEDES-BENZ CLA SHOOTING BRAKE
メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク
自動加減速やステアリングアシストなどの安全性はもちろん、車に話しかけるだけでエアコン調整や目的地設定などができるMBUXといった最新装備を投入。荷室容量はリアシートを倒さずともキャディバッグ2つは余裕だ。全長4690×全幅1830×全高1435mm 457万円〜。

「オーシャンズな男」にとって満足度は高い

おかげさまで「メルセデスを日本一売った伝説の営業マン」とご紹介されることも多いのですが、私から何か特定のメルセデスを売り込んだことは一度もないんです。
まずはお客様のライフスタイルと嗜好を知り、「それならば、このメルセデスはどうでしょう?」と、その人の人生に合う車をご提案してるだけなんです。極端な話、他メーカーの車をおすすめしたこともあります(笑)。
そういった観点からCLAシューティングブレークのお話をするとしたら、まずは「アクティブなライフスタイルをお持ちの方にマッチする車」だと言えるでしょう。アウトドア・スポーツなどを楽しまれている場合には、最適な一台となるはずです。
しかし同時に、もともとは貴族が狩りの道具を載せるための車であったシューティングブレークに属するモデルですから、この車は実用一辺倒ではない。いわゆるワゴンとは一線を画す都会的で上質な佇まいを、アクティブなライフスタイルと同等に希求される方に似合うでしょうね。
グレードとしては、ディーゼルの200dか、AMGのCLA 35 4マチックがおすすめです。同じメルセデスのCクラスステーションワゴンと比較すると、より新しい設計の装備類や多少荷室を犠牲にしてでも、品のいい佇まいがお好みであるならば、CLAシューティングブレークのほうがよりご満足いただけると思います。
メルセデス・ベンツ麻布 代表取締役社長
吉田 満
10年連続でメルセデス年間販売台数No.1を誇った伝説の営業マン。仕事にハマってから15年間は大好きなサーフィンを封印していたが、現在は伊豆と都内のデュアルライフを送る。
 


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