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2020.08.10

あそぶ

「エースホテル」はアジア初になぜ京都を選んだのか。キーマンを直撃!

1926年に建てられた歴史的建築物「新風館」。
再開発のため一度は閉館したが、今年4年振りの復活を果たした。その目玉となったのがアジア初進出のエースホテルだ。

1999年にアメリカ・シアトルで創業し、現在はアメリカとヨーロッパで展開するエースホテル。
地域の持つ歴史や個性と融和することで、“宿泊ではなく体験”を提供してきた彼らが、次の舞台に選んだのは、京都だった。
エースホテルグループ、パートナー&チーフブランドオフィサーのケリー・ソードン氏。
エースホテルグループのケリー・ソードン氏は、日本に進出した理由をこう語る。
「エースホテルは、常に日本と深い関係を築きたいと思ってきました。なぜなら、私たちは以前より、日本の伝統工芸・アート・自然に関心を持っていたからです」。
その言葉通り、彼らは過去にシアトルのエースホテルに坂本龍一を招いて演奏会を開いたり、ビームス ジャパン、トラベラーズノートなどとパートナーシップを結ぶなど、日本に対する理解を年々深めてきたのである。

オンリーワンの街、それが京都を選んだ理由

アジア初進出の場として東京ではなく京都を選んだのにも、このホテルならではの理由がある。京都には、豊かなアートや自然、歴史が根付いており、エースホテルの根底にある「その土地の文化との共生」ができる、日本で唯一の場所と考えたからだ。

「錦市場、京都文化博物館、京都芸術センターなどが徒歩圏内で、200年の歴史を持つ菓子屋・亀末廣が向かいにあるなど、さまざまな文化的アイコンに囲まれています。長年にわたるエースホテルの日本への想いが交錯する場所となることでしょう」。
何度もこの土地に訪れ、造詣を深めてきたケリーは、エースホテル京都の立地についても胸を張る。


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