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京都らしさが漂う意匠の数々

エースホテル京都の最大の特徴は、建築家の隈 研吾氏が建築デザインの監修を務めていること。京都の自然や文化にインスパイアされたデザインは、エースホテルのコンセプトとも親和性が高く、その随所に日本に対するリスペクトが投影されている。
畳でくつろぐことができる「たたみスイート」。
すべての客室に日本式の浴槽を配置しているほか、畳やふすまのある部屋まで用意されている。これは訪れるゲストたちに、日本の和に触れる体験を提供したいという思いからだ。
客室にはこうした日本の古き佳き魅力を取り入れながら、20世紀半ばの西洋の建築デザインにも影響を受けているという。
ふすまのある「エーススイート」。
「当時、フランク・ロイド・ライトやシャルロット・ぺリアンなど、多くの偉大なる建築家たちが、日本の美意識に感銘を受けました。私たちは彼らからインスピレーションを摘み取り、和と洋が見事に融合した空間を完成させたのです」。

また、ロビーに飾られた陶器壺は日本の陶芸家、浜名一憲の作であり、ラウンジのバーカウンターは、カリフォルニア出身の気鋭のアーティスト、イド・ヨシモトがデザインを手掛けている。
このように日本と世界のアーティストの融和も見られるのだ。


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