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最近のビジネスパーソンが好むクルマは何か。内外のトレンドを見ていると、ミニバンの人気が高まっている。
特にセカンドローの使い勝手のよさが注目されているのだ。フロアに大きめのブリーフケースが置けるし、書類に目を通したり、ハンドヘルド型コンピューターを開くのにも、十分なスペースが確保されているパッケージが評価されている。
いっぽうで、自分のクルマとして選ぶなら、スペース効率だけではない。運転の楽しさがないとつまらない。その基準でクルマを探すと、三菱自動車の「三菱デリカD:5」のバランスのよさは、注目に値するだろう。
メーカーが「オールラウンドミニバン」としているだけあって多様性があり、ビジネスパーソンにとっての使い勝手のよさはオフィスのよう。同時に、カーブを曲がるときなどの運転の楽しさは(ゴルフとはまた違う)スポーツのよう。そして、「デリカ D:5 URBAN GEAR(アーバンギア)」に代表される、シャープなフロントマスクのデザインも、ほかにない個性となっている。
エンジンはトルクが太く扱いやすい2267ccの4気筒ディーゼル。これにフルタイム4WDシステムの組み合わせだ。1953年の三菱ジープ以来、全輪駆動技術を磨き上げてきた三菱ではいま、独自のAWC(All Wheel Control)を搭載する。
ドライバーがステアリングホイールを操作すると、そのときのエンジントルクと、車体の動きを感知するヨーレートセンサーからの情報をもとに、4つの車輪に適切な駆動力を配分。舗装路をはじめ、ダート、雪道などでも、優れた走行安定性を発揮するシステムだ。国が推奨する新しい自動車安全コンセプト「サポカーSワイド」に該当する安全装備が充実したのも注目点。
都会での仕事と、週末は郊外でのスポーツや、別荘でのカントリーライフ。ふたつの世界を往き来するビジネスパースンに必要なのが、「デリカD:5アーバンギア」だ。名前のとおり、都市生活者にとって頼りになる“道具”である。
駆動形式 : 4WD
全 長 : 4800mm
全 幅 : 1795mm
全 高 : 1875mm
最高出力 : 107kW[145PS]/3500rpm
価 格 : 4472600円(税込み・車両本体価格)
問い合わせ : 三菱自動車 お客様相談センター(0120-324-860)
【COLUMN】外出のためのクルマから、生活のためのクルマへ 「電動DRIVE HOUSE」が私たちの生活にもたらすもの「ここでないどこかへ」。クルマに乗るのは、遠くへと行くこと。家から離れるのがロマンチックに思えた時代もあった。でも、いまのトレンドはちがう。自動車メーカーは、クルマと家とを結びつけてくれる。
三菱自動車が2019年10月に販売開始した「電動DRIVE HOUSE」は、住宅の太陽光で発電したクリーンな電力を、家庭や電動車の充電に使用するシステムだ。停電時にも太陽光パネルで発電した電力や、電動車に充電された電力を家庭へ供給できる。
実際、三菱自動車の販売店(現状では東日本三菱自動車販売・世田谷店)では、電動車(例えば三菱アウトランダーPHEV)の購入と合わせて「V2H機器」「太陽光発電システム」「専用電気料金プラン」の4つをパッケージ化。販売・設置からアフターメンテナンスまでをワンストップ化。これからの自動車ライフの有効な提案だ。
Fumio Ogawa=文 Tsuzumi Aoyama =編集 Tsukuru Asada(secession)=写真
記事提供:Forbes JAPAN