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「職」と「遊」を混ぜれば家の選択肢は多様になる

千葉・富津にある船着場が付く“絶景”案件。神奈川県の久里浜港へ渡るカーフェリー乗り場までわずか。
千葉・富津にある船着場が付く“絶景”案件。神奈川県の久里浜港へ渡るカーフェリー乗り場までわずか。アクアライン利用で都心まで1時間で行ける立地だ。9950㎡の広さで約5億5000万円。
2人の話を聞いていると家や暮らし方に対する考えが凝り固まっていたことに気付く。日常の多くを占める仕事を会社でする必要がなくなれば、暮らし方は千差万別。平日と週末の境はなくなり、仕事と遊びを一日のなかに混在させる暮らしができ、その暮らしを可能にする家の選択が現実的になる。
サーフィンが好きなら海の近くに住み、キャンプが好きなら山に住む。子育てのために自然の豊かな場所へ。そうした個人の多様な価値観が少しも損なわれない暮らしぶりこそ、楽しさの詰まった生活模様である。
「昔の民家は軒先で商売をして、奥で子育てをしていました。家事をしているのか商売しているのかわからない状況で生活が営まれていたんです。でも利便性を求めた結果、いつの間にか『働く』と遊びも含めた『生活』が分けられることになった。
ただ僕らは混ざったほうが豊かだとずっと以前から思っていました。これからは仕事も遊びも生活もすべてが同居する時代になると何年も前から言っていたし、コロナによって一気にその時代となった。そう実感しています」。
そう言う谷尻さんは、吉田さんとともに長く地元・広島と東京の2拠点生活を送ってきた。吉田さんにいたっては現在住まいが鎌倉にあるため3拠点生活。いずれの拠点でも「働く」と「生活」は混ざっている。


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