暮らしの拠点が増えれば人はもっと生き生きしていく
“混ざった生活”は人をのびのびさせる。そう指摘するのは吉田さんだ。
「やはり好きなことができているからなんでしょう。表情が違うんです。だから私は会社のスタッフに対しても、そのような働き方、暮らし方ができるようにしてあげたいなと思っています。何より私自身、そのような人を見ていると刺激になって、前向きで楽しい気持ちになれるんです」。
コロナ禍によって、リモートワークができることがわかり、ひとつの拠点にとらわれる必要がなくなった。その解放により、個々人がライフスタイルに合わせた暮らしをかなえられるポストコロナとは、人びとが楽しく、生き生きと暮らしていける時代なのである。
柏田テツヲ(KiKi inc.)、PAK OK SUN(CUBE)=写真 前中葉子、宮原友紀=文 小山内 隆=編集・文