夏の風物詩ともいえる開襟シャツとストローハット。それらを装う楽しみは何なのか?
そこで開襟シャツにこだわりを持つTOKYO発のブランド、デラックスのディレクターHUEさんに話を聞いてみた。
「去年の夏がホントに暑くて。そのときに開襟シャツは無敵だなって感じたんです」。初夏の昼下がり、HUEさんはこれからのワードローブについてそんなふうに話していた。
「Tシャツって肌にくっつくけど、開襟シャツは風が通るから涼しいんです」。HUEさんの開襟シャツの原体験は中学生の頃。音楽やスケートボードにのめり込む時分に買った、一枚のアロハシャツだった。
「それ以降も’50sを意識したボウリングシャツを着たり、ロバート・デ・ニーロやマット・ディロンに憧れたりと、ルードなイメージに惹かれていました」。
開襟シャツはワルいヤツのユニフォーム。そんな認識で愛用していくも、徐々に違った側面も見えてきた。
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