リュック・ベッソンも惚れたBMW「E38」
大人気映画シリーズであるリュック・ベンソンの『トランスポーター』。
『TAXi』ではプジョー「406」でカーアクションを魅せてくれた同監督が、『トランスポーター』ではBMW 7シリーズの3代目「E38」をチョイスした。
特殊部隊出身の元軍人なのに、いつも黒いスーツに白いシャツを着てタイドアップ、背筋をピンと伸ばしている主人公の運び屋、フランク(ジェイソン・ステイサム)。
そんな冷静沈着な主人公の相棒が、BMWのフラッグシップセダンなのに薄いフロントグリル、ロングノーズ&ショートデッキというスポーツカーの定石に沿ったフォルムの「E38 735i」だ。
ちなみに『トランスポーター』の第2作以降、フランクの愛車はアウディに変わっている。大きく口を開けたようなグリルのアウディも格好いいのだが、よりスマートなフォルムの「E38」のほうが、主人公のキャラクターに合っているという声も多いとか。
「E38」をもっと詳しく! 長く愛されるということは、普遍的に格好いいデザインであり、さらに丈夫で長持ちする車であることと同義。そこに加わる歴史やストーリーが、これらの3台を名車と言わしめるのだ。