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2020.07.18

ニュース

日本橋・ティーハウス ニューバランスに潜入!真っ白な箱の中で見たモノとは

リーバイスとのコラボレーションやブランド初となる日本製「M1300」の発売など、驚きのニュースが絶えないニューバランスから、また興味深い知らせが届いた。
今回は、東京の下町・日本橋浜町に、新たなコンセプトストアを作ったという。
その名も「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)」だ。

ティーハウス ニューバランスは、さまざまな客をもてなす場として「茶室(Tea House)」をコンセプトに作られたスペース。ニューバランスのライフスタイル部門を牽引するデザインチーム、東京デザインスタジオが運営を手掛け、ショップだけでなく、イベントスペースやギャラリー、オフィスとしての機能を併せ持つ。
早速その魅力を紐解いていこう。

1.122年前の蔵を収めた白い箱

窓ひとつない真っ白な外観。
築122年の蔵を移築して作られた内観。
場所は、渋谷でも銀座でもない、日本橋浜町。しかも最寄駅からは少し歩くので、お世辞にも便利とは言えない場所だ。なぜこの街かというと、古くからものづくりの文化が根付いた場所で、ブランドが培ってきたテクノロジーとクラフツマンシップを発信していくため。
看板もなければ窓すらない真っ白な外観は、東京の下町の風景でひときわ異彩を放つ。扉を開けると、2階まで吹き抜けの空間が広がり、むき出しの木柱が際立つ。
2階まで吹き抜けで広々とした空間だ。
実はこれ、埼玉県川越にあった築122年の蔵を移築したもの。鉄骨でできた新築の白い壁の中に、蔵を丸ごと入れ込むという大胆な手法で、今まで見たことのないユニークな空間に仕上げた。
裏側はガラス張りとなっており、採光はしっかり確保された明るい空間。
意匠監修と内装設計はブルーボトルコーヒーの設計で有名なスキーマ建築計画の長坂 常氏だ。
 

2.Teaハウスらしい限定品

日本国内の陶芸家とコラボレーションしたコレクションを発売。
底には、ブランドの代表作「M1300」のソールと同じ模様が!「墨入りカップ(大)」4000円/ティーハウス ニューバランス 03-6231-1991
遊び心の利いた店舗限定アイテムにも注目を。マグカップは、京都を拠点に活動する陶芸家・高田志保さんと共同で制作。貫入(かんにゅう)を活かした作風が特徴で、器を裏返すと何やら見覚えのある模様が。そう、これはブランドを代表するモデル「M1300」のアウトソールと同じパターン。スタンプを押して模様をつけるという伝統的な陶芸の技法を用いている。
リサイクル素材を使用したポーチが付いた抹茶スティック5本セット。「抹茶スティック&ポーチセット」2000円/ティーハウス ニューバランス 03-6231-1991
東京・蔵前に店を構える日本茶ブランド「NAKAMURA」とコラボレーション。スポーツのあとやオフィスでのティータイムで気軽に抹茶を飲めるよう、スティック状のパッケージにて販売。冷たい水に入れてもしっかり溶けてくれるのがうれしい。

3.東京発・世界行きの文化発信基地

グローバルコレクションや限定コラボアイテムの展示や販売も。また、ブランドの現在と未来を伝えるフリーマガジン「NOT FAR」を配布中。
ティーハウス ニューバランスを語るうえでもうひとつ欠かせないのが、文化を発信していく場所であること。毎月テーマを変え、さまざまなジャンルのアーティストやクリエーターとコラボレーションしたインスタレーションを開催していく。8月14日(金)〜25日(火)の期間は、現代アーティストのTakuro Tamayama氏によるインスタレーションを開催予定だ。
発売開始とともに即売した日本製「M1300」は、特別なケースに入れて展示。
東京デザインスタジオが手掛けるアパレルも販売。1万3000円/ティーハウス ニューバランス 03-6231-1991
日本の伝統が息づく街に突如現れたニューバランスの新たなコンセプトストア。今後どのような進化を遂げていくか目が離せない。
 
[店舗詳細]
ティーハウス ニューバランス
住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
電話:03-6231-1991
営業:月・火曜 11:00〜14:00、15:00〜19:00/金・土・日曜 11:00〜19:00
水・木曜定休
インスタグラム @newbalance_t_house



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