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約70年間トップを走り続けるひとつの完成形

SSケース、自動巻き、40mm径、300m防水。
ロレックス/サブマリーナー
未知の世界に挑むチャレンジ精神は、ロレックスの技術革新の原動力であり、DNAにほかならない。1953年にはエクスプローラーⅠとサブマリーナーという2本の名作スポーツウォッチを発表し、陸と海における人類の冒険心をかきたてた。
特にダイバーズウォッチにおいては、オイスターケースの発明ですでに防水技術を確保しており、同時に登場した回転ベゼルを搭載する初代ターノグラフがその原型になったともいわれる。
以降、当初の100mから段階的に防水性を高めるとともに、リュウズガードやサクロプスレンズ付きデイト表示など実用性を増す。1971年には飽和潜水に対応する画期的なヘリウム・エスケープバルブを開発し、これを搭載した610m防水のシードゥエラーが登場。さらに2008年には3900m防水を誇るディープシーが加わった。
これまで70年近い時をかけて改良を重ね、多くのダイバーたちが信頼をよせる機能は完成の域ともいえるだろう。それでもなお留まることなく、愚直に変わらぬ外観にも風格が漂う。まさにこれを熟成進化と呼ぶ。
 
「丘ダイバーのためのダイバーズウォッチ」とは……
ダイバーでなくとも、ダイバーズウォッチは好きでいい。だって、問答無用に格好いいのだから。しかし、知識までも“丘ダイバー”にならないよう、知るべきことは知っておこう。ダイバーズウォッチの深〜い世界に、潜水開始。上に戻る
柴田 充=文
※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール


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