日本が世界に誇る名門、セイコー。その人気の腕時計7ラインから同時発売となる限定モデル「ジャパン コレクション 2020」が発表された。
どれも文句なしにイケているのだが、どうやら今回のコレクションには、いつにもまして熱いセイコーの思い入れがあるようで……。
カラーはジャパンブルー&エナジーグリーン
藍色。それは日本の歴史と伝統に古くから深く根ざした染色である。
海外から「ジャパンブルー」として賞賛されるこの色をテーマカラーに選び、7機種すべてのダイヤルベースに採用。秒針やリュウズ、ダイヤルのワンポイントとなるアクセントには、若々しさ・前向きさを意味する緑色を「エナジーグリーン」と名付けて登用した。
この2色が絶妙なコントラストを演出。それぞれが個性的である7機種すべてにスポーティでエネルギッシュな印象を宿すことに成功した。もちろん視認性も抜群である。
国内初のダイバーズウォッチにしてブランドを象徴するプロスペックスも、今作ではダイヤルに合わせて逆回転防止ベゼルもジャパンブルーで統一、エナジーグリーンの秒針とのコントラストが実に鮮やか。海を想起させる色もプロスペックスにピッタリである。
世界初のGPSソーラーウォッチ、アストロンも今作では立体的なケース内でダイヤルからインジケーターリングまでジャパンブルーでカラーリング。秒針と24時間表示計の爽やかなグリーンが映えて実にスタイリッシュだ。オプションでナイロン製ストラップも付属するため、フォーマルからカジュアルまで使い勝手のいい一本だ。
唯一のブラックのボディを持つセイコーセレクションを見てみると、ジャパンブルーやエナジーグリーンがまた違って映るようで新鮮だ。モダンな印象でファッション性も高く、コスパにも優れる。カジュアルウォッチとして、単調になりがちな夏コーデを彩ってくれるに違いない。
日本の時計メーカーとしての責任感
実はこのコレクション、売り上げの一部は新型コロナウイルス感染対策の最前線で戦う日本赤十字社に寄付される。テーマカラーの選定もそうだったが、このコレクションでセイコーは、日本を代表する時計ブランドとしての強い責任感を示しているようだ。
「ジャパン コレクション 2020」の販売は7月24日(金)からスタート。いずれも限定1000本(5スポーツのみ500本限定)で、日本市場のみでの販売となる。
日本の時計を着けることで、日本の社会を応援できる。しかもファッション的にもカッコいい。これなら妻に「また買ったの?」なんて言われても胸を張れそうだ。
[問い合わせ]セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012原嶋鉄人=文