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指定した条件でコーヒーメーカーをスタート。ほかの家電との連携も可能

このように、コーヒーメーカーの基本性能としては標準+アルファといった感のある「スマート全自動コーヒーメーカー」だが、その本領はもちろん、「スマート」な付加価値にある。
いちばん手の付加価値となるのは、スマートフォンとの連携だ。対応する「+Style」アプリをインストールし製品と連携させることで、スマートフォンからコーヒーメーカーを操作することが可能になる。
+Style」アプリと連携可
アプリとの連携はWi-Fi経由で行う。2.4GHz帯のみの対応となる点には注意が必要だ。
豆を使うか粉を使うかの選択や淹れる分量(カップ数)など、本体の全面パネルで行える操作をすべて遠隔で行えるのが便利なところ。
目が覚めた時点でベッドからコーヒーメーカーを動かし、キッチンに着いたときには美味しいコーヒーが完成している、といった恩恵を受けることができるわけだ。また、本体では操作できないタイマー設定も、アプリから行えるようになっている。
アプリ画面
「+Style」アプリの操作画面。対応する他の家電も、このアプリから操作できる。
これだけなら、いわばリモコン付きのコーヒーメーカーといったところだが、さらに「スマート全自動コーヒーメーカー」は、ほかのスマートホーム対応家電やスマートスピーカーと連携できるのがユニークな特徴。
スマートマルチリモコンで他のスマートホーム対応家電との連携も可
基本的には、「+Style」アプリに対応する家電との連携が前提だが、+Styleブランドの学習リモコン「スマートマルチリモコン」(4780円[税込])を追加すれば、スマートホームに非対応の家電と連携させることも可能になっている。
また、AmazonのAlexaやGoogleのGoogle HOMEといったAIアシスタントにも対応しており、スマートスピーカーを使った音声操作や、AIアシスタント経由で他のスマートホーム対応家電とも連携できる。
「スマート全自動コーヒーメーカー」をスマートホームの一部に組み込むことで得られるメリットは、指定した条件にあわせてコーヒーメーカーの制御が行えることだろう。
「+Style」アプリには現在地周辺の気象情報(天候、外気温、外湿度、気圧)を取得する機能があるので、たとえば「朝6時」の気温が「26度以下」だった場合に限りコーヒーを淹れ、さらに対応する照明やエアコンのスイッチをオンにするといった、複雑な制御も可能。GPSとも連携できるので、自宅の付近まで戻ってきた時点でコーヒーを淹れるなんて制御も簡単に指定できる。
アプリ画面
天候や時間といった条件のほか、別売りのセンサーを追加すれば「ドアを開けたとき」などのアクションにも反応できるようになる
ぶっちゃけ自分でスイッチを押せば済む話、といえばそれまでなのだが、実際に体験してみれば、目が覚めた時点の気候にあわせて室内にコーヒーの薫りが広がるという未来感覚は、なかなか気持ちの良いもの。現時点では、コーヒーメーカーのスタートしか制御できない点が残念だが、今後のアップデートで淹れる分量や濃さの指定も自動でできるようになれば、さらに便利さを実感できることだろう。
前述したように、コーヒーメーカーとしても価格に見合う性能を有しているので、付加機能をどう評価するかが購入に向けた検討材料となるはず。もし、すでにスマートホーム対応家電やスマートスピーカーを導入しており、その快適さを理解しているのなら、家庭の“スマート”さに華やかな薫りを添える小粋なガジェットとして、購入を検討してほしいところだ。
[問い合わせ]
+Style
https://plusstyle.jp/
[関連リンク]
スマート全自動コーヒーメーカー
https://plusstyle.jp/shopping/PS-CFE-W01
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石井敏郎=文 


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