蒸らし機能や濃さの調整など、コーヒーメーカーとしての基本性能は十分
まずは、「スマート全自動コーヒーメーカー」の基本スペックを見ていこう。キッチンやリビングのテーブルに置いて使うことが多いコーヒーメーカーだけに、いちばん気になるのは本体のサイズだ。商品サイトの記述によれば、「スマート全自動コーヒーメーカー」の大きさは幅 16.0cm、高さ32.1cm、奥行き28.0cmとなっている。
数字的には標準的なコーヒーメーカーのサイズなのかもしれないが、水を入れるタンクが水平方向に位置しているほか、ケースが黒味の強いプラスチック製のためか、実際にテーブルの上に置いてみると、やや大きめかな? という印象を受けたのが正直なところ。とはいえ、最大でカップ6杯分のコーヒーが淹れられることを考慮すれば、性能に対して大きすぎるわけでもないのだろう。
肝心のコーヒーを淹れる性能については、ミル機能が装備されているので、粉と豆の両方が使用できるほか、ドリップの前に粉とお湯を馴染ませる「蒸らし」の工程が入っているのが良いところだと思った。
さらに蒸らし時間を調整することで、味わいの濃淡が選べるようになっているのは、本体価格に対して魅力的なポイントといえるだろう。
ちなみにフィルター部には、金属製のメッシュフィルターを採用。ペーパーフィルターに比べ、油分を活かした風味やコクが出せるほかランニングコストも低いが、掃除がやや面倒な点には注意が必要かもしれない。
3/3