「Running Up-Date」とは……人気セレクトショップ、エディフィスでバイヤーを務める山本 慎さんは、体力勝負の側面を持つバイヤーの激務を乗り切る体力をつけるため、5年ほど前から走り始めた。
大会などに参加することはないが、週4日のランニングを自身に課す本格的なランナーだ。
アパレルバイヤーならではの、ファッション目線のウェア選び
“走るバイヤー”のウェア選びは、一般ランナーとはひと味もふた味も違う。
トップスはお気に入りのブランドのひとつ、サティスファイ。2015年にスタートしたフランス生まれのランニングウェアブランドで、日本人デザイナーも立ち上げメンバーのひとり。パリの有名百貨店での取り扱い実績があり、アメリカのフレッド・シーガルではショップ・イン・ショップを構える注目ブランドだ。
「ギアではなくカルチャーに寄せたデザインが好きで、特に化繊ではなくコットン100%という、時代に逆行したクリエイション(笑)。全体に古着風の穴あき加工が施され、それが通気のためのベンチレーションホールの役割を果たしています」。
山本さんはブランドのECサイトなどで購入し、ノースリーブだけでも3枚を所有しているとか。
「ショーツはパタゴニアですが、アガるカラーリングとストイックな丈のバランスが自分好み。ボトムスはショート丈のほうが走りやすいし、コーディネイトのバランス的にも好きですね。毎日タフにはき倒していてもくたびれてこないし、速乾性の高さもハンパない。さすがパタゴニアというか、やっぱりホンモノなんだなと感じますね」。
2/2