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「働き方×DX」にはまだまだ問題が山積み

各社、何らかの意志を持って、自分で新しい働き方を決めなくてはならないのです。選択の余地があると、議論が生まれます。
働き方は、好き嫌いの幅が広い領域なので、なかなか「落とし所」は決まりません。そのため、多くの会社で、今まさに侃々諤々議論しているというわけです。育児や介護をはじめ、働き方のニーズがどんどん多様化していく現在では、DXによってテレワークが進んでいくことについては誰も異論はないでしょう。
しかし、近い将来そうなるとしても、今すぐそうなるべきかと言われると疑問です。というのも、特に働き方においては、リアルよりもDXを進めるほうが現時点ですべて良いという単純なものではないからです。
 

まだリアルのほうが良いものもある

例えば、アイデア出しのようなものはリアル場であるような「空気を読む」といった他者への気遣いがなくなるためにデジタルコミュニケーションのほうが意外に効果的だという調査があるものの、意思決定や問題解決のミーティングはリアルのほうが良いという研究もあります。
また、オンラインでは雑談などが減るために、社内の人間関係を作ったり維持したりするような行動が減るという傾向もあり、組織の一体感に対して大きな影響がありそうです。つまり、今のところは何でもかんでもDXが良いわけではないということです。


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