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2020.07.13

時計

回転式ベゼル、防水性、視認性。3大機能で見るダイバーズウォッチの進化

「丘ダイバーのためのダイバーズウォッチ」とは……
ダイバーズウォッチの開発のベクトルは、通常の腕時計とは異なる。それは海中という特殊な環境で使われる道具としてより高い完成度と信頼性を極めるためだ。

その中でもアイデンティティともいえる技術が、「回転式ベゼル」「防水性」「視認性」という3つの機能だ。これらは技術革新によって日進月歩の進化を続けている。
記録を追求するため日夜トレーニングを続けるアスリートにも似た技術の進歩は、まさにスポーツウォッチの真髄といえるだろう。そんなあり方に男は憧れる。
先進的な機能を備えた3つのモデルを紹介しよう。
 

伝統の八角形と「回転式ベゼル」の両立

SSケース、自動巻き、42mm径、300m防水 210万0000円/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000)
オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
1972年に誕生したロイヤル オークは、ラグジュアリースポーツという新たなジャンルを開拓したパイオニアとして知られる。
だがそのスポーツとはあくまでもエレガンスとのバランスに成り立ち、1993年に新たに加わったオフショアでもぶ厚いケースやクロノグラフを搭載しながらも防水性は100mに留まった。こうしたことからさすがにダイバーズウォッチの領域は難しいと思われたが、大方の予想を覆したのがこのロイヤル オーク オフショア ダイバーだ。

いちばんのネックとなったのが回転式ベゼルだが、これをインナー式にすることで、シリーズのアイコンであるビスを備えた八角形ベゼルのデザインを崩すことなく、潜水時間を計測できるようになった。
現代のラグジュアリーは、優雅さだけでなく、従来のジャンルの垣根を越え、よりアクティブなライフシーンを彩ることが求められる。その点において、ダイビングも可能にした独自のラグジュアリースポーツの世界観を具現化した一本なのだ。


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