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■スバル「フォレスター」
雨の日も気分を下げない、服への小さな配慮

SUVはもちろん未舗装路を走行することもある。泥地などを走ると巻き上げた汚れがボディサイドにたくさん付着する。また、雨天や降雪時も雨水や道路の汚れがボディに飛んでいるもの。

そんなとき、ロングスカートやワイドパンツなどで乗降すると、裾に車体下部の汚れが付いてしまうことがある。これでは気分も下がってしまう。
スバル「フォレスター」は、ドアが乗降口の車体下部までを覆い、汚れたドア下部ごと開けられるので、開口部はいつもキレイな状態になっている。だからスカートやパンツの汚れを気にせず乗り降りできる。

細かなことに感じるかもしれないが、雨の日に服が汚れるストレスから乗員を解放したいという、雨が多くキレイ好きな日本人らしいオモテナシ精神なのである。
 

■三菱「アウトランダー PHEV」
家にいるように過ごせる、災害時に心強い車

大容量バッテリーを搭載し、街中や高速道路でEV走行もできる「アウトランダー PHEV」には、バッテリーから一般的な家電への給電機能が備わる。

災害などでライフラインが寸断された際に車の電気を使えるのだが、この機能は平時やアウトドアなどでも便利に使うことができる。

ラゲッジルームと、キャビン内の計2箇所にAC100Vコンセントがあり、給電能力は最大1500W。ドライヤーやホットプレートなど電気を多く消費する家電だって使用可能。海や湖で遊んだあとにドライヤーを使ったり、キャンプで火起こしが面倒なときに家電で料理をすることだってできる。
働き方改革が推進される世の中になったことで、例えば海や山で過ごしながら車からPCに電気を供給してリモートワークを実践することも可能だ。

また「アウトランダー PHEV」は、エンジンをかけなくても車のシステムを起動できる。それを利用してスマホから車に乗る時刻を設定し、出発前にエアコンを作動させて車内を快適な温度にしておける「リモートコントロール」機能も搭載した。
「アウトランダー PHEV」はバッテリーに蓄えた電気だけで一般家庭の約1日分の電気を賄うことが可能。EVと違いエンジンを動かして発電することができるので、ガソリン満タン状態だと最大約10日分の電力を供給できる。災害大国とも言われる日本にとって、これ以上ないほど心強い車と言えるだろう。
「SUV大国ニッポン」とは……
武骨で大型。輸入車のイメージが先行することも多いSUVだが、実は日本はSUV大国と言っても過言ではないほど、国産メーカーのSUVが充実している。日本の日本による、日本のためのSUV。集まれ!上に戻る
高橋 満=文


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