■マツダ「CX-8」
日本の道を熟知したマツダのフラッグシップ
「LX」と「ランドクルーザー」が強靭なラダーフレーム構造でオフロードでもタフに走れるのに対し、「CX-8」はオンロード性能を重視したモノコック構造のクロスオーバーモデルになる。
販売ラインナップからミニバンをなくしたマツダは、北米で販売する全長5m超えのビッグサイズSUV「CX-9」をベースに全長を4900mmに短縮。そこに3列シートを設置した、日本でのフラッグシップモデルになる。
全幅は1840mmに抑えられているので、日本の狭い道でも走りやすいのが特徴だ。
室内スペースは、3列目まで大人がゆとりを持って座れるのが特徴で、後部ドアの開く角度を広くすることで3列目への乗り込みをしやすくするとともに、上級グレードのエクスクルーシブモードにはスイッチを押すと背もたれが自動で倒れるパワーウォークイン機能を設定。
Lパッケージの7人乗りには一度のレバー操作で簡単に乗り降りできるワンタッチウォークイン機能を搭載した。もちろん内外装ともにマツダらしいデザインが与えられているため、所有したときの満足度は高い。
搭載エンジンはガソリンのNAとターボ、2.2Lディーゼルターボを用意。各グレードともFFと4WDが用意されている。
「SUV大国ニッポン」とは……武骨で大型。輸入車のイメージが先行することも多いSUVだが、実は日本はSUV大国と言っても過言ではないほど、国産メーカーのSUVが充実している。日本の日本による、日本のためのSUV。集まれ!
上に戻る 高橋 満=文