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ハードウェア性能が向上した最新の8型モデル。コスパの高さで「Plus」が魅力的

今回紹介する「Fire HD 8」は、最初の「Fire」タブレットから数えて10世代目にあたる8型の最新モデルだ。動画視聴や後述するスマートスピーカー機能の活用を前提に、横位置での利用に適した筐体デザインとなっているほか、高音質なDolby Atmos、デュアルステレオスピーカーを搭載、処理速度が強化されたクアッドコア2.0GHzを採用など、ハードウェア面での進化が大きな特徴となっている。
Fire HD 8
最新モデルの「Fire HD 8」は、カメラやスピーカーが横位置での利用に適した配置となっている。画面の解像度は、1280×800 (189ppi)だ。
中でも上位機種の「Fire HD 8 Plus」をおすすめしたい理由は、メモリが3GBに増設されていること(Fire HD 8は2GB)や、ワイヤレス充電に対応しているにもかかわらず、「Fire HD 8」との価格差が2000円しかないという、コスパの高さにある。
より多くのデータが保存できる64GBストレージのモデルでも、「Fire HD 8」が1万1980円なのに対し、「Plus」が1万3980円。メモリやストレージの容量は、使い勝手の良さや製品寿命にもかかわるので、財布に余裕がある大人の男性なら、迷わず「Plus」を選ぶべきだろう。
Fire HD 8
タブレット端末として、実際にアプリを使ってみたり動画を視聴してみたりした感想を率直にいえば、「Fire HD 8 Plus」はずば抜けて高性能、というわけでもない。
そもそもの用途が異なるため単純比較はできないのだが、競合とされる場合が多いAppleの「iPad mini」と使い比べた場合、本体もやや重め&厚めだし、動作速度も若干ではあるが遅いという印象を持った。画質についても、そこまで気にならないものの、やはり「iPad mini」に軍配をあげたくなる感じだ。
とはいえ価格差をみれば、同じ64GBストレージのモデルで、「iPad mini」が5万380円なのに対し、「Fire HD 8 Plus」は1万3980円(ともに税込み価格)と、実に3倍以上。コスパを考えれば、明らかに「Fire HD 8 Plus」のほうがお得感が高いと言わざるを得ない。特に、室内で動画や電子書籍をライトに楽しみたいというニーズには、十分以上にマッチする端末といえるだろう。


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