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エンタメ用途に最適。Amazonの「Fire」シリーズが人気の理由とは?

まずはAmazonの「Fire」シリーズの概要について、簡単に説明しておこう。
「Fire」タブレットとは、GoogleのAndroid OSをカスタマイズした独自の「Fire OS」を採用するタブレット端末の総称だ。7インチから10インチまで複数の画面サイズが用意されているほか、アプリやコンテンツの利用制限機能が付加されたキッズモデルなど、さまざまなモデルがラインナップされている。
キッズモデル
通常の「Fire HD 8」を子供向けにカスタマイズし、専用の保護カバーを同梱したキッズモデル(税込み価格1万4980円から)。
最大の特徴は、Amazonが提供するサービスを利用するために最適化されていること。ショッピングはもちろん、動画(Prime Video)や電子書籍(Kindle)、音楽(Amazon Music)を楽しむために必要十分なハードウェア性能を備えているほか、AIアシスタント「Alexa」にも対応しており、音声操作も可能になっている。
prime video画面
「Fire」タブレットのホーム画面。アプリだけでなく、Prime VideoやKindleなどのコンテンツが利用しやすい設計になっている点が特徴。
それだけの機能を備えていながら、価格が非常に安いのも「Fire」シリーズが人気となっている理由のひとつ。エントリーモデルの「Fire 7」なら5980円(16GBストレージ)から、今回紹介する「Fire HD 8 Plus」でも1万1980円(32GBストレージ)から(ともに税込み価格)と、衝動買いにも十分耐えうるコスパの高さを実現している。
Googleのアプリストア「Google Play」ではなくAmazon独自のアプリストアを採用しており、「Gmail」や「Google Map」といったGoogle公式アプリのほか、「LINE」など著名アプリの一部が利用できない(代替アプリが用意されている場合もある)ためビジネス用途には不向きなものの、動画視聴や読書といったエンタメ用途中心に用いるなら、かなり満足度の高いタブレット端末といえるだろう。


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