OCEANS

SHARE

同業他社を寄せ付けない、圧倒的な技術蓄積と開発力

ゴールゼロ
左は鉛を使った旧製品。右がリチウムを使用した新製品。重さは半分ほどになったが、容量はアップ!
近年、リチウムバッテリーやLEDの進化によって、小型で軽量なポータブル電源やランタンを手掛ける同業者は爆発的に増加している。その中で、ゴールゼロの強みとはどこにあるのだろうか。
「まず、最大の強みはポータブル電源のパイオニアであること。LED製品の開発も並行して行ってきました。ここ10年で、バッテリーは鉛からリチウム中心の時代に移行しましたが、ゴールゼロは鉛の時代からの蓄積があるため、他社に先んじた製品開発が可能なのです」。
ゴールゼロ
約3000Whの超大容量モデル。200台以上のスマートフォンを、これ一台で充電できる。
例えば、バッテリー容量を例に見てみよう。
現在、一般的には400〜500Wh(100Aの電化製品を4〜5時間使える)のバッテリー容量の製品を作るメーカーがほとんどだ。しかし、ゴールゼロはその容量帯のモデルも手掛けつつ、最大6000Whもの大容量モデルまで手掛けている。
ゴールゼロ
家庭用のコンセント、ソーラーパネル、車のシガーソケットなど、さまざまな電源からの充電に対応する。
これはフル充電であれば、キャンプや避難所などで複数の家電製品を使いながら1日過ごせるほどの大容量。冷蔵庫や大型液晶テレビ、IH調理器具だって使える。他社の追随を全く許さない領域で、製品開発を続けているのだ。


4/4

次の記事を読み込んでいます。