「Running Up-Date」とは……古きよき下町に、ネクストセンスなショップのニューオープンが続く月島。原 崇さんはランニングを通じてこの街の可能性を肌で感じ、念願であった眼鏡のセレクトショップ「
ダウンタウン」をスタートさせた。
「黒をベースに、色は2~3色まで」がマイルール
健康を維持するために続けているランニングでも、自宅付近の月島が主なランニングコース。お洒落な眼鏡選びを任される存在として「走ってるときはダサかったよね」と言われてはマズいため、ギア選びでもまずはコーディネイトを意識する。
「ファッションとしては、実は“アンチナイキ”。エアマックスブームの頃にハマりましたが、その後、ビジネスのために復刻を繰り返すマーチャンダイズの指針が個人的に好きになれないんですよね。でもファッションではなく、スポーツブランドとしてイノベーティブなところは好きなので、スポーツのときだけはナイキを選んでいます(笑)」。
シューズはナイキの「ズーム ライバル フライ2」。日本の駅伝ランナーをイメージし、前足部に反発力に優れたクッショニングを搭載したモデルだ。
「
前編でもお話ししましたが、ランニング用品はららぽーと豊洲にあるスーパースポーツゼビオで購入することがほとんどです。売り場面積が広くって、品揃えが充実しているんですよ。形(デザイン)から入って選んでしまうクセがあるので、機能面で自分に合うかどうかを外さないためにも、専門知識を持つ店員さんのアドバイスを聞いて購入するようにしています」。
シューズがナイキなので、ウェアもナイキで統一している。
「アディダスも好きなのですが、着用するときに複数のブランドが混じってしまうと気持ち悪いので、そうすると自然にナイキで統一されてくるんですよね。ランニング以外に水泳もするのですが、そこでも全身スピードで揃えています。例えばそこにアリーナとか、ほかのブランドが混在するとケンカしてしまいますから」。
Tシャツは速乾性の高いジャージ素材のもの。目に見えるくらいの通気孔がたくさん設けられており、夏場のランニングで実用性が高い。ボトムスはショーツで、スタイリングとしてはこれにぴたっとしたコンプレッションタイツを合わせるのが好みだそう。これもスポーツショップの店員さんのアドバイスを聞いて、膝や腰への負担を軽減させるためだとか。
「とにかく全身トータルでのコーディネイトのバランスを考えます。だからそのアイテム単品で格好良くてもダメ。色使いは全身で2、3色までに収まるようにしています。この黒Tのようにトップスをベーシックな色にして、ショーツで色を利かせることが多いですね」。
2/2