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小物選びにもマイルールを適用!

ブランド統一の法則は小物選びにおいても守られている。
「今日は撮影だったので何も被りませんでしたが、普段はヘアスタイリング剤が流れ落ちてこないようにキャップを被っています。ほかと同様に、とにかくシンプルで主張がないモノを。ACGなどのカラフルなキャップにも惹かれなくはないんですが、そんなときは『単体で格好良くでもダメ』というマイルールを思い出し、全体のコーディネイトに溶け込まないものはスルーするようにしています」。
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メガネショップのオーナーということもあって、ランニング中のサングラスで何を選ぶのかは気になるところ。
「今はアイヴォルを掛けることが多いですね。ショップでアイヴァン7285を扱っていることもあって、そのアイヴァン7285が手掛けるスポーツサングラスのアイヴォルが、実際のところスポーツで使えるかどうかを試したいなと。かつてはウェアのバイイングの仕事もしていたのですが、そのときの経験から自分で使ってみてナンボだと思っていて。もっとも、夜に走ることが多いので、まだあまり多くは試せていないんですけど」。
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日本人に似合いやすいボストン-ウェリントンシェイプの定番モデル「リーファー」を軽快なハーフリムにした「シャーフマン」。1万8000円/アイヴォル(アイヴァン PR 03-6450-5300)。
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特徴的なテンプル内側の黄色いラバー部分は滑り止め仕様で、ショーツやリストバンドのワンポイントとカラーを合わせている。サングラスを掛けることで、この黄色の主張がさらにさりげなくなる加減がちょうど良い! アイヴォルに関しては今後、自身のショップであるダウンタウンでの取り扱いも検討中とのことだ。
「ケアグッズに関してですか? とくにケアらしいケアというのは行っていませんが、ランニング後には水に溶かして飲むタイプのクエン酸飲料を摂っています。これも疲労回復効果があるとゼビオの店員さんからアドバイスを受けて選んでいるものです。個人的には、走ったあとにスポーツドリンクを飲むと甘さがトゥーマッチに感じるんですよね。体は酸味を欲してる感があるので、健康には良いんじゃないかと思っています」。
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ジャコラの「クエン酸パワー」は、砂糖や人工甘味料を使用していない。
バイヤーやショップオーナーとしての経験から、ランニングでもコーディネイトのトータルバランスを大事にする原さん。
身に着けるモノの中では、シューズ選びにおいて最も機能性を重視し、そこから逆引きして全身のギアを決めていく。そうすればトータルコーディネイトでの失敗が少ない、という。なるほど、これはにわかランナーにとっても有効なヒントになりそうだ。
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氏名:原 崇
年齢:36歳(1984年生まれ)
仕事:アイウェアセレクトショップ「ダウンタウン」代表
走る頻度:週2~3日、2.4km程度
記録:レースへの参加はなし
連載「Running Up-Date」一覧へ
「Running Up-Date」とは……
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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