鮮やかな赤とともに伝説的なレーシングスタイルを再解釈
こちらの限定モデルは、タグ・ホイヤーが1960~1970年代頃にかけて採用していた“Cケース”を再解釈してデザインされている。流線的なケースフォルムはレーシング専用モデルの象徴であるタキメーターベゼルを強調するには、打ってつけの存在だ。
「新たなタイムピースを生み出すために、既にあるレガシーを解釈する機会を得ました。ブランドのロゴカラーのひとつを反映させた赤いケースバックによって、モダンで、ほかにはない魅力を手にし、進化した個性をもたらせたと思います」。
藤原さんの説明からもわかるように、今回のコラボレーションの要となるのは、レッドサファイヤクリスタルのケースバックをはじめとした“鮮やかなカラーリング”にある。過剰な装飾を削ぎ落としたレトロなスポーツウォッチに映える赤が、黒いダイヤルをいっそう引き締める。
Cケースと抜群の相性を誇るステンレス製の5連ブレスレットは、ヴィンテージなデザインを完成させるうえで欠かせない存在だ。丁寧な仕上げからも、このブレスレットに対する両社のこだわりが伝わってくる。
ここまで追ってわかるように、今回もまた最高の仕上がりとなっている。
そのパフォーマンスを体験できるのは、言うまでもなくオーナーの特権だ。唯一無二のタイムピースを手に入れるチャンスをみすみす逃す手はない。前回の様子からすると争奪戦は必至だが、あなたは動く? 動かない?
迷っている時間はあまりない。
[問い合わせ]LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー03-5635-7054戸叶庸之=編集・文