世界の自動車マーケットの中で、今もっとも勢いがある「コンパクトクロスオーバーSUV」のカテゴリーに、日産からいよいよ登場する新型車。
それが「日産キックス」だ。
ボディサイズは全長4290×全幅1760×全高1610mm。大人気のコンパクトカー「ノート」より全方位に数cmずつ大きい程度と、日本の都市部でも扱いやすいサイズ感といえる。
驚くのは、そんなコンパクトさからは想像できないほどの室内の広さ。何しろ2列目は足を組んで座れるほどだし、荷室は高さ670×幅450mm程度のミドルサイズのスーツケース4つを飲み込むほどだ。つまり大人4人での旅行も余裕でこなせるわけである。
それでいて実用一点張りではなく、デザインも目を引く。
日産のアイデンティティであるVモーショングリルを配したマスクは逞しく、17インチホイールを履く足元はSUVらしいタフな雰囲気。インテリアも柔らかな素材のパッドが張り巡らされて、“良いモノ”感が溢れている。
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