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2.4kmをほぼ全力疾走。その理由は……

「基本的に速いペースで追い込むことが多く、一度に走るのは1.5~2.4kmくらい。これくらいの短めの距離を全力に近いスピードで走るのが性に合っているんです。なぜ2.4kmか? 実は出身地である福井県の中学校で『2.4kmマラソン』というのがありまして。最初は体育の授業で走って、それがそのままマラソン大会にもなっているんですけど、速い生徒だと8分20秒くらいで走っていたのかな。
だから、自分の中では今でも『2.4kmを9分くらいで走れていれば上出来だ』というのが感覚的なものさしになっているんです。と言っても、ストップウォッチを使って厳密に距離を測って、というところまでガチではないんですけどね。
短距離走は遅かったんですけど、長距離走は得意なほうだったんです。営業の仕事では都内を歩く機会が多くって、その際は時間を有効に使うためにも基本早歩き。だからゆっくりジョグするよりも、速く走っておいたほうが何かと良いかなという考えですね」。
という具合に、原さんにとってランニングは、あくまで健康のため。レースなどへの参加経験はとくにないそうだ。
「地元で『美浜・五木ひろしふるさとマラソン』というレースが開かれていて、もう30年以上続いている老舗の大会なのですが、一回くらい走ってみて大会Tシャツをゲットしたいなと思ってます(笑)」。
running up-date
「今の時期は夜風が本当に気持ち良い。頭もスッキリします。ランニング中は音楽などは聴かず、ひとりの時間を満喫してますね。走りながら考えごとがまとまるということも、しばしばあります」。
ランニング中に考えるのはもっぱら仕事のことだ。
「頭の中には常にアイデアがいくつかあるような状態なので、それがどうやったら企画として形になるかに思いを巡らせてみたりしています。不思議と、走っている最中や走ったあとに歩いているときに妙案がブレイクスルーするんですよ。新しくオープンさせたショップのこともよく考えていました。内装とか、考え出すとキリがないですから」。
ダウンタウン」は原さんともうひとり、パートナーの中山さんによるメガネのセレクトショップだ。
「僕が一応の代表を務めていて、相方がバイイングを担当しています。ふたりとも福井県出身なので、鯖江市のブランドが8割以上。小売りを行うショップ形態ではありますが、ゆくゆくはモノ作りの企画もやっていきたいですね」。
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「YUICHI TOYAMA.(ユウイチ トヤマ)」や「谷口眼鏡」などメイド・イン・福井のブランドを中心に、海外ブランドもセレクト。


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