夫以外の異性との1対1などあり得ない妻たちの言い分

子育て中でもラブラブな夫婦が1割程度はいる

今回のアンケート結果の中で、誘われても行かない女性は6割近くいました。その中でも行かない理由を具体的に書いてくれた回答を見てみて驚いたのが、「夫に一途だから」とか「夫以外に好みのタイプはいない」ときっぱり言い切っている妻が少数ながらもいたことです。
「そんなの当然じゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、以前、感性アナリストで長年人工知能の研究に従事していた黒川伊保子さんに取材した記事で、生き物のメスは、自分の遺伝子を残そうという本能から、一度子供を作った相手とは離れようとする。そのため、出産後に夫に嫌悪感を抱くのもある意味当然、というお話を聞きました。
よく男性が「子供ができたあとに妻を女として見られなくなった」と言っているのを聞くので、それはお互い様なんだ、と妙に納得したのですが、今回アンケートに回答してくれたのは全員子育て中の妻。出産後にも夫に対して恋愛感情を持ち続けている妻も一定数いるわけですね。
今回のアンケートでは、自由記述で回答してもらったため、行かない理由を詳しく書いていない方もいました。その中にも恋愛感情を持ち続けている妻がいるのではないかと考えると、少なくとも全体の10%くらいは、出産後も妻が夫に恋愛感情を持ち続けている可能性が考えられるのではないでしょうか。
「夫と今でもラブラブ」という話は、ママ友同士の雑談の中では絶対に出てこない話題です。少なくとも私は、ママ友との会話で「うちの夫婦は今でもずっと仲良いよ」といった話題を聞いたことがない（笑）。だいたい盛り上がるのは「夫への不平不満や悪口」。それを共通の話題として、「お互い大変だよねー」ということから、ママ同士は友情を深めていっているという気がします。つまり、ラブラブな夫婦がどれくらいの割合でいるのかは、ママ友同士の情報網では把握できないので、意外と多くの妻が、変わらずに恋愛感情を持っているということに、今回のアンケートで初めて気が付きました。