スマートフォンに加え音声による操作も可能。コスパはかなり高いかも
基本性能だけでも比較的コスパの高い「スマート扇風機2S」だが、さらにスマートフォンから操作できるのも、この機種ならではの魅力だ。
もちろん、本体のスイッチからでもオンオフや風量、首振りなどの制御は可能だが、先ほど紹介した100段階の風量調整などの細かな制御は、本体からは行えないしくみとなっている。
逆に言えば、スマートフォンから操作しないと「スマート扇風機2S」の性能が最大限に発揮できないのである。
この点に関しては、ユーザーによって評価がわかれるところかもしれない。実際に使ってみた感想としても、扇風機の操作をするためにスマートフォンを持ちだす必要があるのは、ちょっと面倒くさいかも、と思ってしまった。
とはいえ100段階の風量調整や、30度から120度まで5段階の首振り角度調整といった繊細な制御ができるのは、他機種にはない大きな魅力。シーンにあわせ最適な風を追求したい人にとっては、スマートフォンを使った操作は、むしろ扱いやすいのではないだろうか。
ちなみに繊細な制御は面倒という人でも、スケジュール機能を使えば、シーンにあわせて自動的にオン・オフや風量の制御を行うことが可能だ。また、現状ではGoogle Homeのみ対応となっているようだが、スマートスピーカーと連携し音声での操作もできるとのこと。
残念ながら筆者の家庭では、AmazonのAlexaを使っているため音声操作は体験できなかったが、本体やスマートフォンに触れずに扇風機の操作ができるのは、動くのがおっくうな夏場には良さそうだ。
いずれにしても、これだけの機能を揃えながらも約1万3000円という価格を実現している点は「スマート扇風機2S」の大きな魅力。コスパも意識しつつ、ユニークな扇風機を探している人にとって、かなり有力な選択肢となるのではないだろうか。
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