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某雑誌の企画では、全国のお取り寄せうどんを片っ端から食べ比べた。
雑誌企画
広告を一切入れない硬派な雑誌のガチ企画。
「計23種類を試しました。自分としては讃岐うどんの有名店、『もり家』さんのうどんがいちばん美味しかったなあ」。
ビストロのシェフや料理系の作家と組んでコラボも行っている。毎回テーマが変わるシリーズイベントで、第1回は「肉とうどん」、第2回は「肴とうどん」。
イベントのためのうどん
第2回のために用意したうどん。
「麺は2種類打ちました。右は愛知産の『きぬあかり』、左は北海道産『きたほなみ』と三重産『もち小麦』のミックス。『もち小麦』は名前の通りえげつないモチモチ感なので、これだけだと変態的にニュルニュルするので超絶マニア向けなんです(笑)」。
さらに、大きなトピックといえば昨年11月に『マツコの知らない世界』に出演したことだろう。
「最初は『ご当地うどん』でオファーをいただいたんです。でも、『うちは何のジャンルでもないよ』というお店はたくさんあるし、地域をあまり強調しない方向でやりたいなと」。
ディレクターと打ち合わせを重ねること約10回。こんさんの思いが理解され、最終的に「やわうどんの世界」に落ち着いた。
『マツコの知らない世界』
マツコさんに「やわうどん」の魅力を説いてきた。
「全国放送でそんなニッチなテーマを扱ってくれるとは思わなかったので嬉しかった。やわうどんって単に柔らかいだけじゃないんです。うどんは茹でることでデンプンがお湯で変化してわーっと花が開きます。つまり、柔らかければ柔らかいほど、本来のデンプンの良さが出てくるんです」。
そんなやわ麺の魅力を知っているこんさんは、例えば一蘭などのラーメン店でも「限界まで柔らかく茹でてください」と伝える。その上で、デンプンのエロティックさを楽しんでいるそうだ。


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