さて、そしてコロナ禍がやってくる。前述したように「うどんスナック」は4月以降休業状態。本業のライター仕事も電話取材で乗り切ってきた。当然、おうち時間が増える。
「末期の小麦中毒なので、以前作った『小麦の家系図』に加筆修正をしていました。多くの小麦が『関東107号』の血筋を引いているという神秘……。誕生日は10月17日なんですが、10月7日に生まれたかったと本気で思っています」。
家にある余剰小麦粉を使った料理にも余念がない。
「コロナ初期は暇すぎて、ターメリックを練り込んだうどんを作りました。これをカレーに付けて食べるという趣向(笑)。化学的に何か起きることはなくて、単に黄色い麺ができるという遊びです」。
生地から作るピザにも初挑戦した。
「パンやピザの生地は私が持っている小麦粉とは違う種類。出来はど素人って感じで、お店では絶対に出せない味でしたが、楽しい体験だったのでOKです」。
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