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頼れるレインパンツ8選[後半戦]

レインパンツ/左からサウス2 ウエスト8、ナナミカ、ワイオーエヌ、ロッキーマウンテンフェザーベッド
左から2万5000円/サウス2 ウエスト8 011-280-7577、2万9000円/ナナミカ(ナナミカ 東京 03-5728-3266)、2万円/ワイオーエヌ(スタジオ ファブワーク 03-6438-9575)、2万5000円/ロッキーマウンテンフェザーベッド(アール22724 080-7024-4090)

1_SOUTH2 WEST8 サウス2 ウエスト8

北海道を拠点に、永岡要さんがディレクションするブランドの洋服は、アウトドアフィールドでの知恵が詰まっている。パッチとスナップ、2つが重なったフロントポケットが目を引くベルト付きのパンツはその定番作で、今季は水濡れに強い厚手のポリエステルギャバジン製に。
タフなトリプルステッチのセンターシームを設けた立体的なシルエットや、メッシュ素材のポケット裏地など、工夫満載。リフレクターのワンポイントがセンス。

2_NANAMICA ナナミカ

ナナメのフロントポケットにフラップの付いた、いわゆるM-51タイプのカーゴパンツ。ベースには、生地自体が水を弾く初期撥水のコーデュラナイロン混コットンのリップストップ生地を使用。耐久性・耐摩耗性に優れ、天気も場所も選ばず活躍する。
一見するとオーセンティックな軍モノ風だが、実はポケットは似た色合いの異素材で切り替え、シルエットも股上を浅くやや細身にアレンジするこだわりよう。オーセンティックだが、はいてみると武骨すぎない太さだ。

3_Y.O.N. ワイオーエヌ

2017年のブランド改名後、着実に服好きたちの票を集めている注目株。デザイナーは若手ながらテーラリングにも造詣が深く、テーパード強めのワイドスラックスはこのブランドの十八番。
某メゾンの生産も手掛けるパンツ工場で仕立てているという正統派なモノ作りながら、今季選んだ生地はウォータープルーフのポリエステル。雨でも臆せずこんなドレス感が楽しめるのは、かなり大きなアドバンテージ。速乾性にも優れる。

4_ROCKY MOUNTAIN FEATHERBED ロッキーマウンテンフェザーベッド

オールドアウトドアギアでは定番のロクヨンクロスを使ったイージーパンツ。雨が降ったり水けの多い場所ではコットン部分が膨張し、目が詰まることで生地が水を通しにくくなるという、先人の知恵が活きたファブリックで、風合いの良さは折り紙付き。
ギアっぽさと遊び心が漂うレスキューオレンジというのも心ニクい。腰から腿までは太く、膝から裾がキュッと狭まる形も抜群にモダンだ。ちなみに裾は、スナップボタンの開閉によってシルエットを変えられる。
 
山本雄生=写真 松平浩市=スタイリング 今野 壘=文


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