「隣のオッサンは青いか?」とは……「酸いも甘いもかみ分けて、世の中のおおよそのことがわかった年代」。本連載では、世の40代男性をこのように称してきた。とはいえ、達観するにはまだ早過ぎるだろう。
やりたいことはたくさんあるし、もっともっと稼ぎたいし、まだまだ世の中や人の役に立ちたいし、立てる! そう思っている人は少なくないはず。
そこで今回はずばり、40代会社員男性の“出世欲”を調査してみた。
「今より出世したい」と思う人は約4割
Q.仕事における役職・地位の最終目標を教えてください。
・社長になりたい 3.8%
・役員になりたい 14.2%
・事業部長・部長になりたい 10.4%
・課長やグループリーダーになりたい 9.4%
・平社員のままでいい 17.0%
・独立して起業したい 10.8%
・フリーランスになりたい 2.8%
・目標は決めてない 30.7%
・その他 0.9%
社長以下、役員、部長、課長と会社組織ににおける何かしらの役職につきたい、つまり「今のポジションより出世したい」と回答したい人は約4割弱。最も多いのは「役員になりたい」で14.2%。以降、部長クラスが10.4%、課長クラスが9.4%と続き、「社長になりたい」と回答した人は3.8%にとどまった。
「社長はエラい」「社長はスゴい」「社長=大金持ち」、そんなイメージで「大きくなったら社長になりたい」と幼い頃にぼんやりと夢を描いていた人もいるだろう。ところが、長く社会経験を積んだ40代男性たちにとって、“社長”は今や、最も人気のないポジションに。
ちなみに最も回答が多かったポジションは“平社員”で17.0%。昨今の40代男性は、組織の中で出世すること自体にあまり興味がないのかもしれない。
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