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「愛情」を持った接し方とは

愛情を持った接し方とは、「子供の行動を信じ見守ること」です。ときには子供が辛く思う出来事にも、親はグッとこらえることが必要になってきます。
例えばですが、道を歩いていて、目の前に段差があるとします。そこで子供がつまずいて転んで怪我するのを心配した親は、その危険を回避する。これは愛情ではなく、甘やかしです。
確かに、子供が転べば、痛い思いをするし、怪我もしてしまうかもしれません。ですが、これらを親が幾度と危険回避をすると、子供は危機回避能力を育むことができなくなります。段差は気をつけて歩くという危険回避を体で覚えさせることが、子供にとっては大切です。
また、心配しすぎて何でも親がしてあげたり、子供が辛いと思うことを親が手助けしたり、子供が何か物事を始める際に「失敗しないように」と親が口を挟んだり……といったことを続けていくと、子供は辛いことや不安なことがあると、すべて親が助けてくれるという感覚を持つようになります。すると、自分自身では物事を決められない決断力の欠乏に繋がり、社会に出ても自分では責任を持てず、自然と他力本願の考え方に。結果的に、社会での団体行動に馴染めず、孤立してしまう可能性が高くなります。
「子供から愛されたい」「子供を守りたい」「良い親でありたい」という気持ちは、親である以上、必ず思うことです。しかしながら、一時的な親の自己満足が、長い目で見れば、子供に深刻な問題を生じさせてしまいます。親である我々は、そのことをまず自覚しなければなりません。
親の子供への正しい愛情は、失敗したときに周りの人が助けてくれるありがたさ、感謝の気持ち、次回失敗しないようにするにはどうすれば良いのか?など、これから生きていくうえで必要な感覚を学び、成長させていけるようにすることです。
そこで親は子供に対して、信頼し、理解し、決定権を与える、という意思を示すことが何よりも大事です。子供は親から信頼されることで安心感が生まれ、理解されることで信頼感を持てるようになり、決定権を与えられることで責任感と肯定感を芽生えるようになっていきます。
「子供を甘やかす」という行動が我が子の将来にどのような影響を与えてしまうのか。それを理解したうえで、どのように対応すべきなのかを考え、子供に接していくようにしましょう。子供が自分自身で幸せになれるような力を身につけさせることこそ、愛情のある子育てです。


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