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今回は過度な甘やかしで起こる子供への悪影響のお話をさせていただきましたが、決して珍しいお話でもありません。特にシングルファザーの方は、責任感も強く、そして子供を守る意識も強くあり過ぎるため、どうしても甘やかしてしまうことが多くなると思います。
しかし、これから極端に態度を改めて厳しくする必要もなく、子供自身が自分でできる範囲のことを自分でさせることからはじめていく、それだけでも良いのです。難しいこと、新しいことにチャレンジする際には、区切りをつけてみてはいかがでしょう。子供にはここまでは自分でやってもらって、あとは親がサポートをしながら見守るなど、メリハリをつけるだけでも十分です。そこから徐々に徐々に、大事なことや責任あることを行って行くようにすれば良いのです。
そして、今まさにこの瞬間の幸せを子供に与えるのではなく、私たち親は「子供を自立させるための子育てをしている」という重要な責任を担っているということを覚えておきましょう。
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「シングルオトーチャンの生活白書」
今やシングルファザーの存在は珍しくない。しかし、シングルファザーはどのような生活を送っているのか、父子家庭の悩みなど、その実態を知る人はまだまだ少ないはず。そこで本連載では、リアルシングルファザーであるてっちゃんさんの子育て生活を覗いてみることに。彼の苦労や悩みを通して、自分の子育てや親子関係を改めて考えるきっかけにもなるはず。 上に戻る
シングルファザーてっちゃん=文
30代後半、大阪府在住の9歳の息子を育てるシングルファザー(歴1年半)。チャイルドカウンセラー・家事療法カウンセラーの資格保持。「シングルファザーでも子育ては十分にできる。愛情を注げばシングルファザーであっても子供はちゃんと育ってくれる。息子に寂しい思いをさせず、やりたいこともさせてあげて、不満なく、子供の無限の可能性の選択肢を広げてあげること。そして何より、笑いが絶えず、色んなことを楽しく、そして色んなことにチャレンジして乗り越えていく」をモットーに息子と生活を送る。父子家庭や子育てに関しての悩み解決ブログ「シングルファザーてっちゃんの子育てお悩み解決」を運営。


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