「プリントの意味を十分に理解して選ぶべきだ」。そんな原理主義的な価値観よりも、古着のTシャツは感性を重視して選ぶほうがウン倍も楽しい。それを教えてくれるのが、いわゆる企業モノと呼ばれるTシャツだ。
中学時代からヴィンテージにハマったというミスタークリーンの栗原道彦さんに、そのオモシロさを聞いてみた!
遊び心たっぷりの企業モノTシャツ
古着バイヤーとして長年日米を往復してきた栗原道彦さん。自分自身も感性を重視した価値観で企業モノTシャツを楽しみ、今も積極的に買い付けているという。
「アメリカで変なTシャツを着てると、街角ですれ違うおばちゃんに話しかけられたりするんですよ(笑)」。
たとえ使ったこともないメーカーや行ったこともない店のものでも、現地の人が面白がってくれるかもしれない。それに、何よりデザインが自由で見栄えするものが多いのだ。
「企業モノ特有のユニークなデザインを面白がってほしいですね。直感で、いい!と思えば、それでいいんです。それが古着との正しい向き合い方だと僕は思っています」。
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