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課題は在宅でも快適に仕事ができる環境整備

隣のオッサン
それでは、実際に在宅勤務になった人の回答の中から、具体的に「困ったこと」をピックアップしてみよう。その悩みは大きく3つに分けられそうだ。
Q.自宅で働くことで困ったことを教えてください。
【インフラが不十分】
・「紙ベースの資料が見られないこと」(44歳)
・「リモートワーク端末がうまく機能しない」(48歳)
・「在宅勤務に使用するタブレットが使いづらい」(45歳)
・「通信環境が不安定」(47歳)
・「複合機が使えなくなって、資料の出力やスキャニングが出来ない」(46歳)
【家庭内環境】
・「自宅の中で仕事のスペースを確保するのが難しい」(43歳)
・「子供がいるので仕事のメリハリをつけるのが難しい」(48歳)
・「業務での電話の声が家族に迷惑をかける。一方で家族の生活音も業務の電話に紛れ込む」(49歳)
【コミュニケーション・運動不足によるストレス】
・「きちんと情報共有できているのか心配」(47歳)
・「話し相手がいない」(48歳)
・「仕事に適した机と椅子がないから体が痛くなる」(40歳)
・「歩くことがないので運動不足がストレスになる」(49歳)
まず、自宅のインフラが不十分であること。Wi-Fiなどの通信環境や、PC・タブレットのスペック不足に始まり、コピーや資料の出力ができない(あるいは時間がかかる)、会社にある紙ベースの資料が見れないなど、さまざまなデメリットが浮かび上がってくる。
全部細かいことだが、実際に仕事をする立場からすれば大きなストレスの原因になることは想像に難くない。
また、仕事環境が家族のいる自宅になったことも大きな変化だ。それぞれのパーソナルスペースが確保された家ならストレスも少ないだろうが、そんな家庭はごく少数。
こちらは仕事中でも、「パパが家にいる」となれば子供は悪気なしに遊んでくれるようせがむだろうし、共働きの夫婦ならお互いの仕事の電話がカチ合って気まずい思いをする、なんてシーンも多々ある。「これじゃあ仕事になんねえよ」と、少し会社が恋しくなった人も少なくないのでは?
最後は人との接触機会の減少によるコミュニケーション不足の問題。同僚や部下がちゃんと仕事をしているのか? もしあなたが管理する立場の人間ならば気が気じゃないだろう。会社にいれば気軽に話しかけて様子をうかがうなんて造作もないことなのに、リモートとなると「あまりしつこくメールやLINEで聞くと嫌がられるかも」などと余計な気をまわしてしまうもの。
そうなるとコミュニケーションの頻度は自ずと減ってしまうだろうし、会社での些細な会話が、ちょうどいい気晴らしになっていたことに気づいた人もいるだろう。


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