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筐体サイズに対する音質の良さは圧倒的。ハイレゾ配信対応には気になる点も

今回は上位機種にあたる「R5」を試用したのだが、やはりその音質のクリアさは圧倒的。残念ながらオーディオマニアではないため詳細な説明はできないのだが、複数のジャンルを聴き比べてみたところ、細部のニュアンスまで伝わるという点において、電子音系やロック系よりも、ジャズやクラシックといったアコースティック系の音楽の気持ち良さが際立っているように感じた。貧乏くさい感想で恐縮だが、さすが約30万円の高級オーディオである。
R5専用リモコン
約10kgという重量なので、気軽に持ち運ぶというわけにはいかないが、「R5」には専用のリモコン(写真)も付属しており、ほとんどの操作が遠隔で行える。本体は言うまでもないが、リモコンのデザインも大変に洗練されており、使い心地も快適だった。
なお昨今のニーズとして欠かせない、ストリーミング配信の再生については、購入を検討する際に注意してほしい点もある。
日本での利用にあたり特に気になるのは、国内のハイレゾ配信で主力となっているAmazon Music HDに、現時点では非対応となっている点だ。
標準音質のAmazon Musicには対応しており、システム自体が高級なことから、標準音質でもほぼ満足できるのだが、やはりハイレゾ音源があるのなら、そちらで楽しみたいと思ってしまうのが人情というもの。海外ではハイレゾ音源配信の標準となっているTidal(日本はサービス対象外)には対応しているだけに、Amazon Music HDについても今後の対応を期待したい。
また、ストリーミング配信の楽曲検索やコントロールを行う際に利用するスマートフォンアプリ「Ruark Link」が、カタログの説明とは異なり、現在のところiOS版のみとなっているのも、少し気になるところ。メーカーに確認したところ、Androidスマートフォンでは「UNDOK」という代替アプリで同等の操作ができるとのことだが、こちらもできれば「Ruark Link」のAndroid版復活を待ちたいところだ。
このような注意点はあるものの、音質やデザイン、そして多様なオーディオソースに対応している機能面を総合すれば、扱いやすい高級オーディオを求めている人にとって「R5」と「MRx」は、なかなか有力な選択肢になるはずだ。
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「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」
1990〜2000年代、テクノロジーの進化とともに青春時代を過ごしたオッサンたち。“最新ガジェット”“プログラミング”などにキュンとする気持ちを胸に秘めている人は多いだろう。でも、時代に乗り遅れて凡庸なアナログ人間になっていないか? いまこそ脳を刺激するITに再度目覚めるとき! 上に戻る
石井敏郎=文


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