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体が硬くても簡単にできる、超時短エクササイズ

まず背中をひねるエクササイズ「カリオカ」から。サッカー選手など、トップアスリートたちの多くがコンディショニングのために行っているものだ。
「体が硬い人は、はじめは無理にひねらなくても大丈夫です。痛みを感じない程度に、できる限りでOK。回を重ねるうちに次第に背中の筋肉が柔らかくなり、ひねりやすくなっていくでしょう」。
【カリオカ】
時短ケア
両腕は左右に大きく振り、両脚はクロスさせてリズミカルに進んでいく。
時短ケア
腰の位置をできる限り動かさないように意識して行うとひねり効果が高まる。
時短ケア
骨盤と上半身との動きが逆になるように上体を大きくひねっていこう。30歩くらいでOK。
次に両脚ジャンプ。このエクササイズでは、前・後鋸筋を伸ばすことができる。
「ジャンプをしたときに思いきり体を反らして自然と胸を開く。これで肋骨を広げられるようになります。猫背の改善にも効果的。ジャンプをして勢いをつけることで肋骨まわりが硬い人でも、大きく胸を開けるメリットがあります」。
【両脚ジャンプ】
時短ケア
両脚を揃え、膝を軽く曲げて前傾姿勢をとる。ここで背すじを丸めないように注意。両腕は伸ばして可能な限り上に上げる。
時短ケア
両脚を揃えたまま、両腕を前後に振って反動をつけて、できるだけ高くジャンプをする。15回。
「カリオカは全身を『ギュッ、ギュッ』と絞るようなイメージで体をひねっていくことがポイント。腰を動かさないよう意識すると、上体をしっかりひねることができます。ただし、腰が悪い人はひねりすぎには注意。セットでトータル1~2分で終わるエクササイズなので続けやすいはずです」。
ゆっくり筋肉を伸ばすストレッチとは異なり、リズミカルに動きながら行うエクササイズなので、体の硬い人でも行いやすいのも利点だ。
「時短ケアのススメ」
トップアスリートだってしきりに言っている。「長く現役生活を続けるためには練習と同じくらい体のケアが必要だ」って。毎日せっせと働き、休日は家族サービスに勤しむ40代男性諸君、無理は良くない。まだまだ先は長いのだ。「最近、体のあちこちが痛い」「疲れがちっとも抜けねえ」などと、さまざまな体の不調を感じているなら、ここはひとつ、時短でサクッと体を整えてあげてほしい。上に戻る
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【取材協力】
ハイアルチ 吉祥寺スタジオ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-17-18
電話番号:0422-22-7885
営業:10:00~22:00(平日)、10:00~19:00(土・日・祝)
http://high-alti.jp/
空間をまるごと低酸素状態にしたスタジオで行う「ハイアルチテュード(高地)トレーニング」を、気軽かつ、リーズナブルに体験できる日本初のハイアルチテュード専門スタジオ。専門トレーナー指導のもとでのトレーニングなので、安全に効率よく鍛えられる。都内では、吉祥寺のほかに、三軒茶屋、代々木上原にスタジオを構える。
 
楠田圭子=取材・文 渡邊明音=写真


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