「豊作、復刻時計」とは……オーシャンズ世代なら誰もがそそられるダイバーズウォッチ。
男っぽいスポーティなデザインに加え、海という特殊な環境においてときには命を委ねるライフラインとなる。そんな道具としてのあり方に憧れるのだ。
復刻ダイバーズであれば、着けたその瞬間からまるで使い続けてきたような雰囲気が漂い、違和感なく腕元にも収まる。
その堅牢性や防水性、暗所でも優れた視認性は、海以外の日常でも使い勝手が良く、使えば使うほどさらに深まっていく風格も楽しみというものだ。
BLANCPAIN ブランパン
限定モデル フィフティ ファゾムス バラクーダ
1953年に誕生したフィフティ ファゾムスは、経過時間をひとめで読み取れる画期的な回転式ベゼルを開発し、ダイバーズウォッチのスタイルを確立した金字塔だ。
その革新性と信頼性から各国のミリタリーに採用され、ドイツ海軍には潜水機材の専門企業バラクーダ社が仲介し、納入した。それと並行し、1960年代末に同社が民生品として異なる仕様で手掛けたモデルを復刻した。
エイジング感漂うクリームとレッドのバイカラーのインデックスに、ドーム状に盛り上がったベゼルがこれまで培ってきた歴史の重厚感を醸し出す。
たとえ見た目はレトロでも、搭載するムーブメントは100時間のパワーリザーブを誇り、ハードなスポーツユースでも信頼性は高い。また専用設計のケースはシリーズでも稀少な小さめサイズで、海から上がった普段使いにも最適だ。
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